そもそも国有林とは
林野庁のWebサイトに色々書いてあるが、要するに国が管理する森林。 曰く「世界有数の森林国といわれている日本。その国土面積の約7割は森林です。そして、森林の約3割にあたる759万ヘクタールが「国有林野」です。」という事らしい。
ドローン飛行についての規定
近畿中国管理局のWebサイトにドローンの飛行に関するページがあり、要するに飛ばしたい日から10業務日前までに「入林届」を出し、受理されれば飛ばせるとされている。
ただし受理されるかどうかは別問題で、六甲山の時のように「公的な目的(調査や市の広報等)以外のドローンの飛行は原則承認しておりません。」という可能性もある。そこで実際に近畿中国森林管理局に問い合わせてみた。
近畿中国森林管理局に問い合わせ
具体的な方がわかりやすいので広島市にある牛田山の国有林での飛行について聞いてみた所、「広島森林管理署にお問い合わせいただきますようお願いいたします。」という返答。丁寧に広島森林管理署のメールアドレスも書いてあった。
森林管理署のメールアドレスが掲載されていない問題
しかしこの広島森林管理署のメールアドレスはWeb上には一切掲載されていない。つまり最寄りの森林管理署に問い合わせる場合、一旦各地方の森林管理局に問い合わせてメールアドレスを教えてもらうか、電話かFAX(!)で問い合わせる必要がある。この辺はもうちょっとどうにかして欲しい…。
広島森林管理署に問い合わせ
早速メールを送って以下の点について聞いてみた。
- 個人の公的でないドローンの飛行についても入林届を出せば許可がおりるのか
- 「入林するときは、入林前に森林管理署又は森林事務所等に連絡してください。」とあったが、これは入林する当日あるいは直前に連絡する必要がある、ということでよいかどうか
- 牛田山以外の広島県内の他の国有林(似島、宮島、日浦山など)について、別途制限や規制があるかどうか。
するとその日の内に返信があった。以下、返信内容。
- 森林管理署の事業に支障がなければ基本的には受理できる。
- 入林時の連絡については、具体的な場所日時が確定した段階で連絡してもらえれば良い。
- 牛田山以外の国有林については特段規制等はないが、国有林を貸付している箇所については貸付箇所の管理者の指示に従う必要がある。
具体的な規制などについては提出した際、あるいは事前に相談があった際に教えてもらえるとも書いてあった。とても丁寧で親切な対応だったのでこの場を借りて感謝したい。
結論
事前に計画を立てて入林届を出せば飛ばせる。無理なら理由も(多分)教えてもらえる。
注意事項
- この内容は2023年11月時点のもので、今後も同じかどうかは全く保証できないので注意。
- 他の森林管理署が同じ対応をしてくれるかどうかもわからない。
- 森林管理署の担当者も異動になる可能性があり、今後広島森林管理署に確認しても今回と同じ対応になるかどうかは全く保証できない。