基本情報
- 所在地: 広島県広島市西区井口町
- 管理者: 広島市
- 標高:312m
概要
広島県広島市西区にある鈴が峰周辺を含む一帯。頭部みはらし公園と同じく駅から歩いて行ける距離に登山口があるのは同じだが、山頂の標高は312mと若干高い。またドローンがなくても広島平野、広島湾、宮島という広島の構成要素全てが見える好立地が特徴。
送電線やゴルフ場が近くにあるものの空域は十分に広く、高度を下げない限りは安全に飛行できる。(※地図の出典は国土地理院地図)
自治体に確認
広島市農林整備課に問い合わせてみた所、「鈴が峰山の「鈴が峰憩の森」のエリアについては、広島市が管理している土地であり、飛行させる事についての市の規制はありません。」との回答があった。(もちろん航空法や安全に配慮していることが前提。)対応してくださった職員の方に感謝したい。
余談
同じメールで広島市のドローン規制についても説明があり、「広島市が自治体として規制をかけていることはないのですが、飛行させる場所が市有地の上空である場合は、所管課に規制等の有無を確認する必要があります。」との事。要するに迷ったら問い合わせるのが正解。
周辺の状況
交通手段
JR新井口駅と広電商工センター入口駅が最寄り駅。新井口駅については山陽本線の全列車が止まる他、後述するアルパークから路線バスも出ているため非常に利便性が高い。
駅周辺
駅から歩道で大型商業施設「アルパーク」に直結している。新井口駅構内にはキオスクもあり、アルパークまで行くのが面倒なときはここで水と行動食を買えばOK。
道中
ちょっと厄介なのが登山口までの道のりで、本当に正しいのか疑いたくなるようなごく普通の住宅街や公園の中を進むことになる。基本的に山を切り開いて作った住宅団地なので、左右にトラバースしながら登山口を目指さなければならない事も拍車をかけている。
一応看板が何箇所かに設置されているので迷うことはないはずだが、日和って戻ろうとする人が多分いると思う。
道中の時点ですでに景色が良い。夏場だと途中で満足して帰りたくなる。
ちなみに登山口は鈴が峰公園内にもう1箇所あるらしいが、未だに記事主は住宅地を抜けて公民館・小学校付近から登山道に入る経路しか使ったことがないので省略。
一般の登山者が多い、というか散歩がてら登る近隣住民も結構いるようで、そのためか登山道も比較的整備されている。ただし数年前の豪雨災害などで所々崩れていたり、柵がなくなっていたりするので注意しておきたい。やはり登山靴は必須。
道中の砂防ダム
登山口から少し進んだところに砂防ダムがある。ダムの上はそこそこの広さがありドローンの離発着に使えそうな雰囲気だが、正直ここからドローンを飛ばすのはおすすめしない。上空に出るためには木の枝を避けなければならない上、水場が近いため虫が無限に湧いて出てくるので人間にもドローンにも優しくない。ついでにいうと鳶がいる事があるので最悪撃墜される。遭遇すると実際怖い。
山頂周辺と上空
山頂部分はそこそこ広いが、人が多い時間帯はドローンを飛ばすのがはばかられるかもしれない。到着してしばらくは休憩ついでに他の登山者の様子を見るのを推奨したい。
やはりここに来たからには宮島を撮っておきたい。とは言うものの厳島神社が見えなければただの島なのでありがたみは薄い。
むしろ広島平野やすぐ下に見える住宅団地のほうが面白いかもしれない。
まとめ
広島でドローンを飛ばすならここ、と言いたいくらいだが、必ず人がいるのでまずドローンをカバンから出すまでがなんとなく辛い。もしドローンを飛ばしに行くなら時間をずらしたほうが良い。
注意
ドローンを飛行させる際には安全に留意して飛行させること。けが人や器物の破損が発生した際には国土交通省に報告する義務が発生するのでたいへん面倒くさい。