2/2 ユニットの国が間違っていたため修正。
旧ブログでも記事数稼ぎに貢献していたあのシリーズが帰ってきた。かれこれ10年同じゲームを遊んでいるのにまだネタが出てくるのでやはりWargameは神ゲー。
概要
火炎放射器を持った歩兵。ただそれだけのユニット。ゲーム中では工兵という扱いになっている。
同じカテゴリにナパーム属性持ちのロケット(フラロケとか「コマンドーのあれ」とか言われる)を装備したユニットもいるが、こちらは継戦能力があまりにも低いためほぼ使い道がない。そのため工兵といえばこのゲームでは火炎放射歩兵のことを指す。
主武装の火炎放射器は射程が350mと短いが、ナパーム属性が付与されているため着弾点の周囲に火災を発生させる。火災が発生した範囲にいるユニットはサプレッションとダメージを受け、指示が無ければ自動で火災から逃げようとする。こうした効果のお陰で火炎放射歩兵は非装甲のユニット、特に歩兵ユニットに対して非常に強い。火炎放射歩兵と会敵した歩兵ユニットは火の中でスタンして動けなくなり、そのまま持続ダメージでじわじわと耐久値を削られて全滅というのがよくある流れである。例え火炎放射歩兵を撃破できたとしても、残った火災のせいでしばらく前進できなくなるため相手から見れば面倒な存在である。
また火炎放射歩兵に限らず工兵は特殊な車両と組み合わせることができるという特徴がある。具体的にはソ連のBTR-TやポーランドのMT-LB 23M KRAKが挙げられる。これらの車両は同コストのユニットと比べて強力な武器や装甲を持っていることがあるため、デッキに組み込む際は確認しておきたい。
運用
基本的には防御的な運用となる。というのも攻撃移動指示で戦闘させつつ前進させると自分で発生させた火災に突っ込んで自滅するだけでなく、味方ユニットの前進も阻害して攻撃の妨げになってしまうためで、また射程も短いため先手を取られると何もできずに撃破される。そのため攻撃には向かない。
防御的に運用といっても森林や集落の端に配置するとより長射程のユニットから一方的に攻撃を受けてしまうため、市街地や森の「内側」に配置すると良い。また火炎放射歩兵単体では装甲化されたユニットに対して無力なので、通常装備の歩兵やIFVを組み合わせると弱点を補える。
特徴的なユニット
いずれも歩兵の殲滅速度に優れ、市街地や森林での掃討や遅滞防御に威力を発揮する。
SAPERZY SZTURMOWI(ポーランド)
突撃兵練度の火炎放射歩兵。名前もそのまんま「突撃工兵」の意味らしい。通常の火炎放射歩兵と異なり機関銃も装備しており非常に高い対歩兵戦能力を持つ。
SPETSNAZ(ソ連)/LÌ JÌAN '90(中国)
火炎放射歩兵ではないが、ナパームロケットを装備しているためついでに紹介。こちらは特殊部隊のため素で強力な性能で、おまけにナパームロケットがくっついているようなユニット。歩兵に対しては強烈な殲滅力を持つ。とはいえ車両に対して無力なので戦車や装甲車が来ると詰む。
幻の自衛隊施設科部隊
ゲームの開発時点では自衛隊に工兵を追加する可能性があったらしい。なので音声だけは収録されている。中の人の頭のネジが外れたような演技を聞くと、自衛隊に火炎放射歩兵が追加されていないことが残念でならない。
その他
記事主の周囲では防御用のユニットとして流行しているので取り上げた。